夏社会見学ツアーで裁判所に行きました。
興味のない分野でも、社会のしくみを理解することは、将来の進路を考えるうえで非常に重要です。
きっかけ
プログラミングをやっていて、そこから裁判に興味を持ったBINGOのメンバーがきっかけを作ってくれました。
プログラミングでは、
「ある条件を満たせば、ある効果が起こる」と記述することがよくあります。
法律も同じで、
「ある行為をすると、ある制裁が加えられる」という構造になっています。
裁判では、プログラミングと同じように、法律に従って論理的に結論を出します。
プログラミングの論理的な思考は、科学や数学の分野だけでなく、文系の分野にも応用できると気づかされる出来事でした。
その彼の発案から、「実際に裁判所へ行ってみよう」ということになりました。
当日
早朝、犬山駅で12人の仲間たちと合流しました。
切符購入から始まり、乗り換えや、駅から裁判所までの道のりも、すべて小中学生のメンバーにお任せしました。
目と耳をフル活用して、掲示されている地図や、アナウンスから、進むべき方向を見つけてくれていました。
バディとなった相方と意見を交換しながら、助け合いながら進んでいく様子は本当に頼もしいものがありました。
法廷見学では、
裁判所の事務官の方のご説明のもと、裁判の仕組みを学びました。裁判員裁判についても学び、18歳を過ぎたら、裁判員として人を裁く可能性を学びました。
裁判傍聴では、
・車椅子で体調が優れない様子の被告人からの涙の保釈請求
・連続窃盗事件への有罪判決の言い渡し
・合鍵をつくっての継続的な住居侵入事件の審理
という刑事事件を傍聴しました。
なるべく罪名が重くない案件を選びましたが、社会にある悲しい現実が垣間見える、心に重さを感じる時間となりました。
「本やテレビ等で見聞きする漠然としたイメージの法廷ではなく、実際の現場を体感できたことが、本人の成長に繋がると思っております。」との保護者様唐のコメントもいただきました。
この見学ツアーに参加することで、実際の法律家を肌で感じて、法の舞台裏に潜入する貴重な機会を得ることができました。法律と裁判所に対する新たな理解が、将来の進路に役立つことを期待しています。